高校生活編 その3

『GO!GUTS!』



世の中が参院選挙に向けて動きだした五月。

ゴールデンウィークが明けたら即宿泊研修である。

ドキドキワクワクのチェリーボーイ達と過ごす一泊二日。

友人のちんこが気になる年頃。

不必要な劣等感に不安を覚える。



そんな初々しさもなく隠さずちんこぶらつかせるアイアムイクシ。



ガードは固かった。



宿泊研修は渡嘉敷島というところで行われました。

初日は新歓と同じく、クラス対抗バレー。2日目は雨天のため予定変更でバレー。

ただのバレー合宿でした。

渡嘉敷島へ向かう船の中で、ステキな友人達から誕生日のプレゼントということで、「DJ DANCE」という素晴らしいサンプラーのような機材をいただいた。

まさにB-BOY仕様なこのアイテム。フロムチャイナ。



ヤベーヤベーフケーフケー言いながらサンプラーを連打連打。



渡嘉敷島についたら、早速バレー大会。役立たずのハタチっぷりで即負け組へ。

涙を流す少女たち。



青春っていいなァ。



ここぞとばかりに気になる子のアドレスを聞き出す少年少女たち続出。

そんな滑稽なことが出来るのもまた若さだね。

かまえちまう。易々とのってたまるかってところもある。



セックスに憧れを抱く少年と、恋に憧れを抱く少女。なんともHなやつらだ。



さて、宿泊研修が終われば後は特に無しである。

6月後半の合宿祭に向けて動くだけだ。(&テストがちらほら)

だが、その時は正直な話、一切期待してなかった。一部の人間により、周りの意見を聞かずにひとりよがりな選曲をされてしまったからだ。

ティービーワンダーの曲に決まってしまった。

自分が提案した渡辺美里のマイレボリューションは議論されることなく却下されてしまった。

とにかく、男子は全員不満をもち、女子の多くからも支持されないままなんとなく曲が決まってしまった。

リーダー不在の組織においてはよく起こりうることである。(自分はあまりでしゃばりたくなかったので、強くは反対しなかった。)

さて、早速練習が開始されたが、合唱用の楽譜もなければ、リーダーもいない。

放課後なんとなく集まりはするものの、練習らしい練習は一切無い日々が続いた。

これではイカンと思い、我々は反乱を起こすことにした。今更だが、選曲の変更である。

これまでの人生経験と、中途半端な営業のバイトで修得した会話センスで高校生を説得。

わけのわからない英語の歌を歌うのではなく、ジャパニーズのポップスを歌う大切さを説明。

日本語の言の葉の言魂ってことだな。

通すのは話のスジ。

わかるかー!?



確かに準備期間が多ければハードルの高い曲に挑戦するのもありだが、準備期間が短いので、無理な事をして玉砕するのではなく、ハードルの低い曲でも、より高い完成度を目指すことの大切さを説明。

せっかく同じクラスになったからいい思い出つくりたかったしね。

学級で挑むイベントはもうないし、合唱祭終わったら自分もいないし。(まだ辞めることは言ってない)

そんなこんなで男子による反乱は成功し、ミスチルを歌うことになったのだった。

ちなみに男子は練習の時にミスチルではなくCMソング(米)を歌いまくっていた。



さて。最後の一ヶ月が楽しいかどうかは、席替次第!