高校生活編 その2
『高校入試→四月の空』
高校入試前日、DJセックスフレンドと共にイベントの打ち合わせを行なっていた。
試験勉強なんてほぼやらずに夜遅くまでエレクトロ(notニカ)やマイアミベースなどを聴いていた。
さて、目が覚め起きたら1日の始まり。いつもどおり今日の物語。本日入試だがんばるワッショイ。
さて、受験するさい、ものすごく悩んだことがある。
それは、「学ラン」で受験するか、「私服」で受験するかだ。
年齢がばれたらつまらないので、しばらくは歳を知られたくない。
やはり学ランで行くべきか。
いや、まてよ?もしかしたら、現役中学生と過卒生は受験教室違うかも。
だとしたら、私服の過卒生のなかで学ランは恥ずかしいな…
よし。
多分現役中学生と過卒生は受験教室は別だはずな!
ということで、私服で行くことに。
学校までは普通に車で向かい、学校の向かいのカフェに駐車。
さて、いよいよ受験教室へ!
おや?
周りは現役中学生オンリーでした。
どうやら、学科別に教室分けをしてあるようだ。
私服で浮いてものすごく恥ずかしい。
でも恥ずかしがってるなんて思われたくない。
強がるイクシ。
学科別の教室分け。
すなわち、こいつらが4月からクラスメイトである。
ああ。恥ずかしい。
ごまかしがきかない。
現役中学生も気になってかチラチラ見てるし。
一度私服で来たもんだから、受験2日目も私服で行くしかない。
教師には「引率の方ですか?」と聞かれる始末。
ああ。穴があったら入りたい。
テストの結果は300点満点中245点でした。
250取れたら合格ラインなんで、ちょっと微妙なところ。
でも、運良く合格出来ました。かわりに、少しヤンキーみたいなテイストをもつ男の子が落ちてました。
さて、そうこうしてこの冗談みたいな思いつきは順調にコマを進めます。
やはり多少は若々しくしたいので、ボーズをやめて髪を伸ばしました。高校デビューです。
髪を軽くしたくて少しカラーリングもしました。
いよいよ入学式!ドッキドキDON!一年生!こんなガキンチョと話は合うのか?
リンドバーグを知らない世代だぞ?
ファミコンを知らない世代だぞ?
MS-DOSを知らない世代だぞ?
メガドライブを知らない世代だぞ?
おばけのホーリーを知らない世代だぞ?
にこにこぷんも知らないだろうし、ドラゴンボールもろくに知らない世代。
そう!
こいつらはポケモンと遊戯王とナルトの世代なんだよ!
友達出来ますように。
さて、入学式。
生まれて初めて「黒染め」されました。
成人したのに洗髪指導。
保護者による保護を離れ、全て自己の責任に於いて判断する成人男性が洗髪指導。
面白すぎです。
そんなこんなで高校生活が始まりました。40人のクラスに男子は8人。男子はすぐに仲良くなりました。
すぐ後ろね席の、きよポンというやつがバンドをしてるとのことなので、興味を持ち色々話しかけてみた。
175や800のコピーをしてるとのこと。
そんなバンドを始めて半年くらいの少年に県内音楽シーンの憂うべき現状、歯車狂った音楽産業について軽く語った。
加えて今までの自分の活動を(都合よく味付けして)説明。
バンドを始めたばかりの高校生にはとても刺激的だったようで、その後、どんどん洗脳していくことになる。
入学式の次の週にサッカー部に入部。前のバイト先の友達も誘いました。
3年のキャプテンはそいつの中学生の時の後輩とのこと。やはり向こうも気になる様子。「まさかな」といった感じだろう。
とりあえず2年3年の先輩方(16歳〓18歳)にはちゃんと敬語を使いました。
でもなんかつまんなかったんで、二度と行くことはありませんでした。年齢制限で試合も出れないしね。
入学して最初は高校生のガキンチョ具合にやりきれなくて即辞めたくなりました。
なんか、自分が高校生だったころと違うんだよね。
年齢の差によるものなのか?
世代の差によるものなのか?
地域の差によるものなのか?
普通高と進学高の差によるものか?
とにかくつまらん!
高校生相手に表面だけの人間関係を繰り広げてどーする?
今月末には辞めてやろうか。
そう思うようになった。
いや、しかし、五月にはウキウキワクワクの宿泊研修があるじゃないか。
高校生と一晩を共にするなんともおいしい行事。
宿泊研修までがんばろう。
そう思った。
高校生活3週間目くらいでクラスメイトに年齢を聞かれてしまう。ようやく年齢を公表。
この3週間でタメグチで話せる間柄を築けたのでOKである。
成人であることを知っても特に問題なし。
最初で年齢を公表したら、どうしても変な間柄になってしまう可能性があるから。
これでいいノーダウ!
(だが、裏で情報流通しており、2年3年はほぼ知れわたってた。)
新歓球技大会では役立たずのハタチっぷりを披露。いっそう威厳のなさをみせつける。
だが、あまり話したことのない2年3年には敬語を使われた。
なんか面白かった。
補足:確認したところ、「とんねるずのみなさんのおかげです」を知らない世代でした。