高校生活編 その1

『高校入学決意の日』



2003年の10月頃、ものすごくヒマなバイトをしていた。やることといったら、わずかな接客と談笑である。

あるとき、バイト先の友人と深夜の学校にもぐりこんだ時の話をしていた。

深夜の学校にもぐりこむのはなかなか楽しいものである。

その昼間とは違う顔にはものすごく魅力を感じる。

昼間の学校にもぐりこむのは更に魅力的である。

四月の最初の時期、まだクラスメイトの顔すら曖昧な時期に制服でもぐりこみ、高校生のフリをするのだ。

以外に誰も疑わないものである。

なんとも楽しい。

だが、二十歳を過ぎると、冗談ですまなくなる可能性があるこのご時世。自粛してました。

何かいい方法は無いものか。

合法的に高校に忍び込む方法が。

んむむ。













入学すりゃいいじゃん!



というわけで、高校入学を思い立つ訳である。

幸い、両親にもすんなりと了承をもらい、高校入学に向けて動き出すわけである。(ちなみに大検取得済)



高校に行きたい理由を考えると、ざっとこのような感じになるかと思う。



○サッカーしたい。

○近年イベントだなんだで慌ただしい生活をしてたから、しばらくリフレッシュしたい。

○高校生活をあまりエンジョイしてなかったので、エンジョイしてみたい。

○高校を卒業することなく中退したので、青春のポッカリ空いたその穴埋めをしたい。

○青春が大好きだ。

○人と違うことが大好きだ。

○二十歳こえて高校入学したら、その当時とは違う経験を出来るのでは?

○普通ではありえない貴重な経験なのでは?

○この非現実的な発想は、歳を重ねるほど非現実的になるから、やるなら今だ。

○やらずじまいだと後から後悔するかもしれない。やって失敗しても悔いはない。





などなど、色々な理由がぐるぐる交差したわけですな。

ちなみに最初から高校は辞める予定でした。(関係者には怒られるかもしれないが)

その時の自分は毎月内地ライブを行なってた時期なので、上京して音楽活動をしたくてたまらなかったのだ。

それには3年間は長すぎる。

当初はひと月でやめようかと思った。

しかし、それでは短すぎるので、二学期の文化祭までいることにした。(しかし、入学後、文化祭が無いことが判明。)

まあ、非常にわがままな訳だが。



おそらく、沖縄を離れる前にリフレッシュしたいのと、沖縄にいい思い出を作りたかったのかもしれない。



そんな感じでおのれの欲望を満たすため、二十歳の男の5年前(青春時代)へのタイムスリップ計画が始まった。



目指すは県内でも有数の進学高。

受験勉強?

高校時代に特進クラスで学んだ俺が中学生に負けるはずがない。

勉強しないで挑みます。(でも過去問3回解きました。)



要点ドン

過去問



次回、「高校入試→四月の空の巻」